Blue Moonのブログ

日々の出来事や思う事、などを綴って行くブログです。
また、長年の母の介護での、実際に起こった問題なども、綴って行きます。

「母」が家具の下敷きに

母が肺炎で入院し、一時は命の危険を言われたが、無事に治り、退院した。


そして、家の中も、水漏れされた部屋の押し入れや、畳、納戸、天袋など、二部屋分
も、業者が来て全部修理をしてくれた。


やっと、母も平穏な日々に戻ると思っていた。


初夏のある日、母が水漏れされた部屋が北側だったことで「カビが生えたら大変」だと
風通しを良くし、クローゼット、押し入れ、天袋、納戸、タンスの中を、開けていたそうだ。
母の家に、食事を届けに行った時、母がこう言ってきた。
「実はさ、この前、お母さん、タンスをひな壇にしてたら、タンスが倒れてきて、下敷きになっちゃったのよ。」と。
私はびっくりした。タンスは今のタンスと違い、昔のタンスは「重い」のだ。
あのタンスの下敷きになったことにびっくりしたのだ。
私は母に「え!どうやってあんな重いタンスの下敷きになって、出てこられたの?
どこか、怪我したの?」と。
母は「タンスの上に置いてあった、お人形ケースが先に落ちて、隙間を作ってくれたのよ、だから、お母さん、ひとりで出られたのよ。その代わり、お人形がダメになってしまったのよ。どこも痛くもかゆくもないのよ。」と。
私は「今回は、無事に出られたけど、ひとりで暮してるのだから、出られなかったら
大変なことになってたのよ!なんで携帯を持てって言ってるのに、持たないの!」
と私は母を叱った。
母の口癖である「大丈夫よ」と言う。


母はなんでもない、痛くもない、怪我もない。と言っていたが、私はその事がずっと頭の片隅にあった。
あんなに思い、タンスの下敷きになって、いくら、上にあるお人形ケースが先に落ちて、隙間ができたとはいえ、擦り傷も、アザもないなんて、私でさえ、あんな重いタンスの
下敷きになったら、自力で出てこれるか?と。


後に、これが原因なのか、母は原因不明の骨折が続くのだった。