Blue Moonのブログ

日々の出来事や思う事、などを綴って行くブログです。
また、長年の母の介護での、実際に起こった問題なども、綴って行きます。

「母」ケアマネに特養に入所を薦められる

そして、母は両足を失い、室内でも車椅子の生活となったが、なんとか、ケアマネと
私とで、話し合い、介護保険と身体障碍者手帳の支援で、ギリギリなながらも
過ごして来た。


そして、2011年、ケアマネから、「もう、これ以上は、介護保険や身体障碍者手帳の
支援でも、無理があります。お母さんを特別養護老人ホームに入所できるように
娘さんが、申請をしてきてください」と言われたのだった。


ケアマネが急に、そういう事を言ってきた理由は分かっていた。


母が介護事故で、残った左足を失った時、その介護スタッフの事務所を紹介したのは
このケアマネなのだ。
当初、私と夫は、母に怪我を負わせた介護スタッフの対応や、事務所の担当責任者の
対応が、あまりに悪かった事などを、このケアマネに相談したのだった。
このケアマネは「スタッフに悪意はないのだから、お母さんが足を失っても、スタッフを
許せ」と言ってきたのだった。


母はもちろん、私も許せる事と、許せない事がある。
母に怪我を負わせたスタッフも、雇主である介護事務所も、一度も母にも私にも
謝罪をしたことがなかったのだ。


それどころか、ケアマネまでも、被害者である母に、スタッフを許すように、いろいろ
口出ししてきたのだった。


すると、今度は、このケアマネが、市の管轄に電話をして相談したそうだ。
管轄の担当は「間には入らないで、一切かかわるな」と言われたそうだ。
それを、私と母に言ってきたのだった。


母は自分の残った足を、介護スタッフの過失で失ったのだ。
それによって、介護もより大変になった。
母の身体の激痛、こころの苦痛、これからの失望を考えたら、母にとっては
怒り心頭だったのだ。


それをケアマネが知るや、いきなり、母を在宅介護から、特養施設に入れようと
思ったのだ。


私の友人である、看護師にも相談した。また、看護師長をしてからケアマネの資格を
取ってケアマネになった上司にも相談した。
また、友人が自分の友達でケアマネをしてると言う人に、相談してくれた。
みんなが口を揃えて言ったことは
「クリーニング店を変えるように、ケアマネも患者さんや患者家族に寄り添って
ないなら、どんどん変えるべきだ。何人ケアマネを変えても、自由なのだよ。」と。


このケアマネ、私と夫には「お母さんが可哀想だから、特養に入所申請して」と言い
母には「お母さんから、娘さんに、特養への申請をして欲しいと頼んで」と言って
いたのだった。
それでも、動かなかった私たちに、ケアマネは「何百人も特養を待機してる老人が
いるので、今申請しても、すぐには当たらないから。早くても2~3年はかかる。
その間、私も努力して介護をするから。」と言ったのだった。


でも、それは「身体障碍者」で「低所得年金」で「独居」である母には、すぐに
入所が決まる事を、このケアマネは知らないはずがないのだ。
「とりあえず、申請させてしまえば、あとは、すぐに決まる。それを断れば
今度は、順番がどんどん遅くなる事を言えば、決断せざる終えない」と計算して
いたのだった。


これから介護をする人には、ケアマネも人を選ばないと、振り回される事になると
言ってあげたい。