「母」特養に入所
2012年、夏に、ケアマネより「特養に申請出した方が良い」と言われ、申請に夫と
行った。
とりあえず「見舞に行くのに、交通の便の良い近い場所」と言うことで2か所を選び
申請した。
そして、その年の秋には、第二希望の特養から「入所案内」が来たのだった。
とりあえず、その特養施設から「見に来て欲しい」と言われたので、夫と見に行った。
ちょと、見舞いに行くのには、不便な場所ではあった。
施設自体は、とってもキレイだった。
「個室」があると言う事だった。
母の様に「ストマー」や「両足が無い」場合、個室の方が危険が少しでも減る。
だが、私的には「第一志望」の特養を願っていた。
その特養は、見舞いに行くのも、バス一本で行ける。
買い物を頼まれても、行く途中で買いに行ける、近くにデパートもある。
ドラックストアーもある。
やはり、その第一志望は、人気の特養なので、なかなか空かない。
以前、その第一志望の特養に電話で問い合わせをしてみた事がある。
母の状態を聞き、責任者が「早く、申請に行きなさい。お名前を教えて下さい」と
言ってくれたのだった。
だが、「特養」も「療養型病院」も、施設は、母の様に「ストマー」のある患者さんを
受け入れるのを嫌がるのだ。
特に「少しの怪我でも、壊疽し切断する事にもなる」と言う、爆弾を抱えた患者さんを
受け入れてくれる施設が無いのだった。
そういう人ほど、専門の人の手が必要なのに。
「特養」は、料金的には、差があまりない。
特に母のような「身体障碍者」で「低所得年金生活者」には、低料金適用が利くのだ。
本来なら、完全24時間医療体制が良く、スタッフも充実して、食事も患者さんの持病に合わせた食事を与えられる様な「有料老人ホーム」が一番良いのであろう。
だが、その料金は、数百万~数千万かかり、月の利用料は数十万もかかるのだ。
そんなお金を用意してあげれない、私は不甲斐ない娘であったのだ。
「ジャンボの宝くじ、一等でなくとも、前後賞だでも当たったら、母に不便な思いを
させないで済むのに.....」と思った。
「イヤ、宝くじでなくとも、私が家計を管理させてもらえれば......」とか
「せめて、私がこんな病気にならず、仕事ができていたら、少しでも母のために使って
あげれるのに.....」と常に思っていた。
夫は「この施設にしよう」と乗り気まんまんだった。
どんなに乗り気であっても、面倒を見るのは、夫ではない。私なのだ。
そして、第二希望の特養が申請して、たった3か月で入所案内が来た。
特養申請の規約には「入所決定の連絡が来た場合、一週間以内に入所すること。
入所を一週間以内に出来ない場合は、決定取り消しとなる。」とある。
11月末に、特養が母を審査した結果「入所決定」の連絡が来てしまったのだ。
とりあえず、1週間以内に、母の必要なものだけを整理し、それを持って特養に
行くしかない。とても、整理してる時間が無いのだ。
そして、2012年12月初旬、母は「特養」に入所した。
このブログへのコメントはmuragonユーザー限定です。