Blue Moonのブログ

日々の出来事や思う事、などを綴って行くブログです。
また、長年の母の介護での、実際に起こった問題なども、綴って行きます。

「母」延命を嫌う担当医師の言葉

2015年、母が入院した時の事。
担当医「病院も、特養も、療養型の病院も、善意でやってると思いますか?それは違いますよっ!要は、お金ですよっ!金っ!」と、私と夫の前で、入院費以外にお金の要求をしてきた医師のいる病院。


ある日、その医師から、私に「話があるから、病院まで来て」と連絡があった。
すると「もし、お母さんの心臓が止まった時、延命はどうしますか?」と聞かれた。
私は「人口心肺などまではやらなくとも、せめて、最低限の心臓マッサージや、AEDなどは、やって下さい。」と言った。
すると、医師は「そうですか?心肺蘇生は、患者さんにとって苦しく、可愛そうですよ?
心臓マッサージでは、肋骨は折れ、気管切開では、そこらじゅう、血の海となりますよ?
それでもやりますか?」
と言ってきたのだった。
私は「延命措置をして助かる命なら、やって欲しい」と言った。
すると医師は「ご家族としての気持ちは分かりますが、お母さん本人からすると、可哀想ですよ?もし、蘇生しても痛みがかなりありますよ?ご家族は心肺蘇生を見てられませんよ?」と、引かない医師。
そして「気が変わったら、書類を渡しておきますので、蘇生しない場合は署名してください」と言い、私に書類を渡したのだった。


確かに、医療系ドラマを見ても、心臓が止まった人を心肺蘇生をして助ける姿は壮絶だ。
だが、延命をすれば、助かるかもしれない命を、みすみす命が消えて行くのを黙って
家族が見れるものではない。
たとえば、父の様に「余命3か月」と宣告され、延命しても助かる見込みがないのであれば「あとは、癌の激痛を緩和してあげて下さい」とだけ言えるであろう。


それに「心肺停止の際、病院で心肺蘇生」をする場合は、家族にその様子は見せないのがふつうだと思う。看護師の友人にも聞いてみたが、やはり「家族には見せませんよ。」
と言う。
それに、看護師の友人、や元看護師長などにも、聞いてみたが言う事は同じで
「その医師、ずいぶん、酷いね!お母さんが可哀想って、本人から意思表示もらってるわけ?そうでなければ、それは本人にしか分からない事だよ。しかも心肺蘇生の状況など
普通は患者家族に詳細に言わないよ。」と言う。


担当医の言う様に、病院や医師に、お金を積まないから、延命を諦める様に言うのだろうか?


まるで「お金の無い高齢者や家族は、医師や病院にお金を積めないなら、たとえ、延命して命が助かるとしても、心臓が止まったら、そのまま死を与えてベットを空けろ。」と言われてる様だ。


この担当医、はじめは、こんな人ではなかった。
はじめ、母がこの医師が担当になった時は、本当に一生懸命に母を診てくれていたのだ。
その姿に、私も夫も母自身も、感謝していたのだ。