Blue Moonのブログ

日々の出来事や思う事、などを綴って行くブログです。
また、長年の母の介護での、実際に起こった問題なども、綴って行きます。

保護猫の里親募集の応募をした

21年間飼っていたネコを昨年の7月に看取った。
今年の7月で一年になる。
そろそろ、また、ネコを飼いたくなった。
今は昔と違い、室内で飼うこと、エサが良くなった事、獣医が増えた事などから
寿命が上がっている。
ネコでも20年生きるのだ。
だから、自分の年齢を考えると「これが最後の飼育」だと思っている。
だからこそ、可愛い「子猫」か「子犬」から育て看取るまで一緒に暮らしたいと思った。
でも、私はペットショップで買う事にどうしても積極的にはなれない。
もちろん、今は子猫でも20万円以上するし、子犬ならもっとする。
珍しい猫種の子猫や、犬種の子犬なら、もっと高額で売られている。
経済的に余裕のある人なら、ペットショップで購入すれば良いと思う。
私は今まで、ずべて「保護子猫」「保護子犬」ばかりを飼ってきた。
今回も「保護子猫」か「保護子犬」が欲しいと思った。


いろんな「里親募集」のサイトを見てると驚く。
保護した保護主さんの「譲渡の条件」に驚くのだ。
・完全室内飼育
・去勢赴任手術
・脱走防止対策
・終生愛情と責任を持って飼育
・ワクチン接種
・病気やけがの際は獣医に見せる
・妊婦や小さい子どものいる家庭はダメ
と、ここまでは、里親になれば、最低限の責任だと思う。


だが
・完全禁煙飼育(受動喫煙は困る)
・賃貸やアパート住まいはダメ
・分譲マンションの場合は間取りを見せろ
・犬の場合戸建じゃないとダメ
・一週間に一度は譲渡主に里親は写真を撮って送れ
・経済的に余裕がない人はダメ
・55才以上の夫婦はダメ
・家を留守にする時間は5時間以内でないとダメ
・ネコや犬が病気になった際にはすぐに病院に行ける仕事でないとダメ
・近所に動物病院が2件無いとダメ
・高齢者の場合、近所に若い近親者が住んでいないとダメ
・保護者宅や団体で使用してたペット用品を里親宅でも継続して使え
・保護した猫や犬の検査代・ワクチン代・エサ代・ノミ取り代・去勢手術代
 疾患を見つけたらその手術代・通院治療代・譲渡の際自宅訪問の交通費・ガソリン代
 など、ネコなら一匹につき2万払え。犬なら一匹につき10万払え。
・その他、これからの活動費に4万円寄付しろ・物資を寄付しろ。


などなど、ここまで言われちゃうと「大きなお世話」だと思う。
これでは「里親に譲渡した」ではなく「里親にレンタルした」になる。


私から見たら「保護した野良ネコや犬を一匹2万から10万プラスで買った」と同じだと思う。
これで、何匹も飼うなら、一匹20万の子猫をペットショップで買った方がよくなる。
ましてや、譲渡するのに、あれこれ「譲渡する際の条件」などつけられるなら。


野良猫や野良犬などの「殺処分ゼロのために、保護した犬や猫の里親になって下さい」
と言うなら、里親になり、その後のケアや手術・ワクチン・検査などは、里親の責任で
すれば良い話しだと思う。


これでは、勝手に野良猫や犬を保護しておいて、勝手に検査やワクチンや去勢手術をしておいて、また、元の場所に戻すのではなく、里親を見つけて、その里親に代金やら寄付金やらを出させるのは、意味が違うと思う。


「ただの過保護」なだけ。
本来、ネコや犬は、自然な動物なのであって、それを人間が勝手に飼育してるだけ。
動物なんだから、生きていくための本能がある。また、死んでしまう事も自然の法則。
人間だって同じ。助かる命もあれば、どんなに最先端治療をしても死を免れない。
日本はまだまだ、動物に対しては人間とは対等には考えない。
お墓も同じ、人間と動物は一緒のお墓には入れません、と言うお墓の方が断然多い。


長年犬を飼ってた友人が言う
「そういう保護者って、私は動物の命を救った偉い人なの。里親は私の胸先三寸で決めるのよ。だから、私の意見や考え方に賛同しなさいよ。じゃないと譲渡しないわよ」って事だろうね。と


確かに、そうしか見えない。
私がある里親募集の日記に箇条書きにし「里親募集への譲渡主さんの条件が厳しすぎる」
と書いたら「私は厳しいと言われる譲渡主です」と言うひとからコメントが来た。
案の定「厳しのは当然です。理にかなった条件だと自負しています」と来た。
日記なのだし、私の感じた事を書くのは自由。でもそれを書き消すかのように、箇条書きした物、ひとつひとつに、ウザイぐらいに「当然です」の連呼。
「私は、全部厳しいと言ってるのではなく、間取りなど不必要な物を見せろとか、そういうのはあまりに理不尽な条件だと思いますよ」と返事を送ると、また、しつこく返事が来るのだ。


友人は「こういう人達って、自分は正しいとしか思っていないから、何を言っても自分の
都合の良い解釈しかしないから、まともに相手しちゃダメだよ」と言われた。
適当にあいづちの言葉を付け、強制終了した(笑)


先日も譲渡先に行き、面談をした時「譲渡主として、ここまでは流石にハードル高すぎると思う譲渡主の里親に対する条件を言う人がいます。あまりハードルを厳しすぎると、折角、里親になってくれる人を遠ざけちゃいますよ。本当に譲渡する気があるの?と思える
条件を書いてる人いますね」と譲渡主さん側が言っていた。


私も今まで、捨て子猫や捨て子犬を保護して飼って育て看取ってきたし、ペットショップで買うなら、保護子猫や保護子犬の里親になって育てようと思ってきたけど、こうなるともう、うるさくないペットショップでお金出して買った方が面倒くさくなくていいな。と
思い始めてる。