Blue Moonのブログ

日々の出来事や思う事、などを綴って行くブログです。
また、長年の母の介護での、実際に起こった問題なども、綴って行きます。

「母」上階からの水漏れ事件


2007年の春ごろだったかと思う。
母から電話があった。
「今、6階に住む人が、水漏れ起こして、うちは水浸しですごいのよ。来てくれる?」と。
すぐに、夫と実家に駆け付けた。玄関からすでに、水が滝の様に流れて来る。
玄関となりの部屋などは、傘を差さないととても入れない程の水の量だ。
「どーしたの?」と母に尋ねると
「6階の人が、一日中洗面所の水を出しっぱなしで、それが5階の空き部屋に溜まって
その水が、お母さんの居るこの4階に全部流れてきちゃったのよ。1階の人から水漏れしてるけど、お宅か?って来て、2階も3階も全部、水漏れしてるのよ。
うちは水は出てないし、5階は空き部屋だから、6階に聞いたら、違うって、7階も聞いたら違うって、どう考えても、5階から下が水漏れしてて、6階の人なのに、自治会長が聞いても、誰が聞いても違うって、部屋を見せてって言っても拒否して、結局、やはり、6階の人だったのよ。」と言う。
自治会長、近所の人が、総出で家財道具を外に出したりしてるが、母の4階は、もろに
被害を受け、すでに、タンスも畳も、押し入れの中も、全部が水浸し状態。
天井の電気も消えて、危ないので電源を切る。
天井からも水が流れ落ち、柱と言う柱は、滝の様に水が流れてる。どうしようもない。
水道を止めても、5階の空き家に溜まった水が落ちてきてるので、どうにもならない。


結果、2部屋まるまる、納戸、押し入れ2か所、天袋4か所が水浸し。
その中にあった、来客用の布団一式、座布団数枚、タンスの中の衣類、天袋の中の物、
母の布団や毛布数枚、着替え、仏壇用の提灯、などなど、かなりの量が水びたしとなった。


そこで、6階の当事者は、謝罪にも来ない。
共済保険に入っていたらしく、保険の人が見に来たが、ちょっと見て帰った。
そして、6階の当事者の娘が来た。被害の状況を見せた。
玄関となりの部屋の天井の電気を、近くの家電量販店で買ってきた。


そして、問題は衣類だ。
コートなど、クリーニングに持って行った。
クリーニング店の人が「これは、何のシミですか?」と言うので、水漏れされて汚れたのでと、経緯を話した。クリーニング店の人が言う「そういうシミを、ワジミと言うのですが、これは、どんなにクリーニングに出しても落ちません、落ちないものをこちらとしても、受け付ける訳にはいかないのです。弁償してもらって下さい。」と言うのだ。
何件もの、クリーニング店に持って行き、経緯を話すが、同じ事を言われる。
一枚や二枚なら、まだしも、10枚以上もあるコートだ。途方に暮れた。


加害者の娘が「弁償するので、全部のリストを作って渡してください」と言う。


上階からの水漏れなど、よくある話しだが、今回は、あまりにも、悪意がある。
水漏れさせた加害者は「水漏れさせた事を隠した」のだ。
しかも、謝罪に一度も来ない。
更に、畳も押し入れの中も、水浸しになり、これから、カビなどの恐怖もある。
すると、加害者の娘がこう言ったのだ。
「ここは公営団地なので勝手にできないため、公園団地の管理局に聞いてみたら
畳や押し入れの中は、窓を開けて風通しを良くすれば、大丈夫だからと言われたので
弁償の対象外となると思います。」と。
呆れてものが言えなかった。


そして、もっとびっくりしたのが、当時の自治会長だ。
母の事を気にかけてくれた、自治会長は引退し、今度は新しい、女性の自治会長になったのだ。この女自治会長が「くせもの」なのだ。
自分が自治会長をしたいがために、今まで長年自治会長をやってきたご夫妻を引きおろし、自分が自治会長になったとたん「自治会長も給料制にしましょう」と言い出したのだ。その案を通すために、自分の息のかかった犬たち同様の人たちを、副会長にしたり、会計係にしたりしたのだ。
そんな女自治会長、水漏れの際、うちの被害状況も見て知っている。
母は手土産を持って「うちは被害者だけど、こんなことになってしまって、すみません」と挨拶に行ったのだ。
女自治会長は「経緯はよく分かっています。被害者なのだから悪い様にはしません」と
母に言ったそうだ。
だが、その後、「被害者の母と、加害者の娘と、女自治会長との3人」で話した時
なんと、母に向かって、女自治会長は「被害者はどこでも泣くもんだ。諦めろ」と言ったそうだ。母はとても落ち込んでいた。
「なんで、うちは被害を受けているのに、加害者は謝罪にも来ないで、しかも事実を隠した、それを自治会長はみんな見てるのに、被害者はどこも泣き寝入りするのが当たり前だ
などと言われなきゃならないの??被害物は全部、被害者が自腹でまた買わなきゃならないの??そんなのおかしいでしょ??やったもん勝ちなの??」と。


私は、この加害者の娘の言うように、被害のリストを作成した。
本来なら、来客用の布団や、コートなど、お値段するものもある、でも、この公営住宅に住んでると言うことは、財産的にも、余裕のない人ばかり住んでると温情で、量販店で値段を見積もって、リストを作成したのだ。それでも、総額80万円はするのだ。
それを、加害者の娘に渡した。


すると、驚いた事に「加害者が、被害者の母を、裁判に訴えた」のだった。


今度は、再度、夫と母と、女自治会長と、加害者の娘で、話し合った。
夫は言葉がきつい。
また、あれこれと、女自治会長が「被害者はどこでも泣くものだ。」と言ってきたそうだ。夫はあまりに、ひどいと感じ、女自治会長に「あんたは、本来中立な立場なはず、それができないなら、出ていけ!」と言い放ったらしい。
確かに、そうだ。
だが、この女自治会長は、あくまでも、加害者をかばうのは、女自治会長がこの加害者に頭が上がらない事が、以前にあったそうだ。


夫は「これは、あまりにおかしな話しだ。加害者は自分の不注意で起こした水漏れ。
それを隠し、謝罪さえも来ない。しかも、弁償するからリストを作れと言っておきながら
作ったら、今度は被害者を訴えるなど、あってはならない事。こちらも弁護士に相談しよう」と言うこととなった。


それからは、裁判で、母は心労が重なり、入院する事になり、一時は命の危険にさらされたのだった。


そして、公営住宅の管理局にも連絡を取り、とにかく状況を見に来てもらった。
すると、現状を見た管理局の人は、開口一番「あーこれはダメ、すぐに、全取り替えしましょう。これは酷い、誰が、風通しよくすれば、などと言ったんだ?風通しの問題ぢゃない。」と、すぐに、畳と、押し入れの中、天袋、納戸、の中の張り替えの手続きをしてくれたのだった。
この管理局の方、私が母の代わりに、住宅の更新の申請や、介護保険での風呂場の手すりや、玄関の手すりを付けるための相談に行ったり、顔見知りだった方だった。
それもあって、すぐにやってくれたのであろう。
加害者の言う事を、うのみにしなくて良かった。


それからは、長い長い、裁判の日々が続くのだった。