Blue Moonのブログ

日々の出来事や思う事、などを綴って行くブログです。
また、長年の母の介護での、実際に起こった問題なども、綴って行きます。

「母」今度は左足大腿骨骨頭壊死

無事に右足の太もも大腿骨の付け根の関節の骨折してから、人口関節の手術をし
リハビリや、左右の足の長さの違いへのリハビリ用の靴を調節して、やっと退院した。
退院後も、経過を見せに通院しなければならない。


そして、その経過の診察は、レントゲンやCTや血液検査などをする。
結果報告で、整形外科の担当医から私は呼び出された。
「えっと、右足の人口関節の状態は良いです。ただ、残念な事に今度は、左足の同じく
大腿骨の付け根の関節も、骨折してて、そこが壊死してるんです。骨がドロドロになってしまってるんだよね。右足の時も同じだったんだけど、検査機関に出したのだけど、原因は分からないと言っていたんだ。まずは、骨折しないとドロドロにはならないんだ。
たぶん、右足の付け根の関節が骨折してた時期と、左足の今回のも同じ時期だね。
右足の時の検査では、左足の所見はなかったんだけどね........」と言ったのだ。


整形外科の先生が検査しても、分からないものを、素人の私や母が分かるはずもない。


そして、整形外科の担当医は同じ事を言う。
「うーん....なんでこうなるのかね?恥骨・坐骨も骨折し、右足の付け根の関節が骨折し
今度は左足の付け根の関節の骨折........お母さんは転んだんじゃないかと思うんだよね。
娘さんに叱られるから言えないんじゃない?じゃなかったら、短期間でこんなに骨折しないよ?ふつうは。」
「まぁ、とりあえず、今回の左足も、入院して手術して、また、人口関節にしないとならない。前回も言ったけど、冗談じゃなくて、本当にお祓いに行った方がいいよ。」と。


医者も最後、原因不明だと「神頼み」になるのか?と思った。
しかも、関節の骨折した部位が、ドロドロに溶けるとは..........原因が分からなければ
防ぎようがない。


以前、私も足の小指をタンスの角にぶつけてしまい、骨折したことがある。
その時診てくれた整形外科の先生は「骨折すると、その部位にカルシウムが付着するんだよ。人間の身体はうまいこと出来てるんだよね。でも、カルシウムが適量着くことは無いんだ。だから、骨折した箇所は、今までより、骨が太くなってしまうんだよ。
それと、骨が付いて治っても、痛みはたまに来るんだ。神経伝達の問題なんだろうね。
特に、冬場になると、以前骨折した所が痛いって言う患者さんは多いよ。」と。


母のように、高齢者であれば「骨密度」も低下し、骨の中がスカスカになるとは聞く。
よって、ちょっとしたことで骨折すると。だが、ドロドロに骨が溶けると言うのは
聞いたことがない。
母の持病「膠原病」と何か関連しているのだろうか?


そして、母は、また入院し、左足の大腿骨の付け根の人口関節に布設手術をした。
母に手術当日「また、同じ手術になっちゃったけど、大丈夫だからね。待ってるから
安心して行っておいでよ。」と手術室へ送り出した。
母は「うん、どうなってるのかしらね....」と言いながら、手術室に向かった。
時間も同じくらいだったが、無事に成功し、ナースステーションとなりの病室に移された。
母はやはり、麻酔で意識はもうろうとしながら、私が「無事に終わったよ。」と言うと
「うん、痛い」と言っていた。


そして、また、リハビリと、左右の足の長さの違いを見て、靴の高さ調節をして頑張った。
やっと、退院の日も決まった。


同じく「今度は、両足とも、人口関節になって、靭帯が無いから、転んだりしなうように
十分に気を付けてね」と、医師や理学療法士・作業療法士・看護師などに言われていた。


そして、退院後の自宅での生活のために、ケアマネ・介護スタッフ事務所・介護用品屋
訪問看護・デイサービスなどの担当責任者が呼ばれ、担当医と入院先の病院の看護婦長
など、10名ほどが集まり、会議をした。


ここで「介護度」の申請と、「障碍者」の手続きをすることに決まった。
また、これが、娘の私ひとりに、手続きのいろいろな書類が来て、記載し、病院や
役所に手続きに行かないとならないのだった。
ここで問題が、娘の私は結婚し、旧姓ではないため、役所に行って「娘である証明」を
取り、それを持って「代理手続き」をしなければならないのだ。
これが、かなり面倒なのだ。


だが、これから、まだまだ、母が困難と苦痛とが待っているなどと思ってもみなかった。