Blue Moonのブログ

日々の出来事や思う事、などを綴って行くブログです。
また、長年の母の介護での、実際に起こった問題なども、綴って行きます。

「母」担当医からお金を要求され

2015年、母の度重なる入院で、この「公立病院」に救急搬送されたのだが
「療養型の病院へ入院した方が良い」と言われ、見学に行った。
すると、この療養型の病院の、入院担当者から、信じられない言葉があった。
「当院に入院する際、どんな状況であっても、治療はしません。延命もしません。
お母さんを看取る覚悟できますか?」と。
夫は即答で「できます!」と言った。
私は自分の母親が治療をすれば回復するのに、あえて「死ぬのを待つ事」などできない。
即答できなかった。

そのことで、この療養型の病院から、母を「受け入れは未来永劫ありません。」
担当医に連絡してきた。
それに伴い、担当医から「すぐに、病院に来て欲しい」と言われ、夫と二人で行った。


カンファレンスルームで「担当医」「地域連携室員」「看護師長」「看護担当責任者」など、病院側は4名、そして「夫」と「私」との6名で話しをした。


夫はなぜか「先生、すみません!今回ご迷惑をおかけして!顔をつぶしてしまい!」
と、なぜか、謝るのだった。
私からすれば、この療養型の病院に「入院の手続き」に行ったのではなく「見学」に
行っただけで、なぜ、そこまで「療養型の病院の拒否」されなきゃいけないのか?
また、なぜ「公立病院の担当医」に、こちらが謝らなければならないのか?
不思議でたまらなかった。


それどころか、この「担当医」から、信じられない言葉を浴びせされたのだった。
「あなたたち、なぜ、今までも、特養からも退所を狭まれ、療養型の病院からも拒否され、病院からも退院を迫られたか?分かってます??
要は、お金ですよっ!あなたがたが、それぞれに、お金を積まないからですよっ!
世の中、きれいごとではない!要は、金ですよっ!金っ!
金を積めば、どんな所も、受け入れてくれるんですよっ!」

と言ったのだ。

続いて、この担当医からは「お金を積めないのであれば、とりあえず、個室に入りなさい。最低でも7日間は。個室の料金は一泊5万円です。」と私と夫に言ったのだった。


要は「入院費とは別に、多額のお金を、医師や病院、施設に積めば、特養であっても
療養型の病院であっても、どこの病院であっても、どんな患者でも受け入れてくれるんだ。もし、お金を積めないのであれば、個室に入り、差額ベット代を病院に払え。」

と言うのだ。


私は、この担当医の言葉に「唖然」とした。


夫が、担当医と、言い争っている。
夫が、担当医師に何かを言うと、この担当医は
「誰がそんな事を言ったんですか?何年何時何分に、あなたに言ったんですか?」
「その言った担当者は誰ですか?名前をちゃんと聞きましたか?」
「ご自分で、それが本当かどうか、調べたんですか?あなたは確信の無い事を信じる
のですか?」
と、何かにつけ、夫や私の「揚げ足を取る」のだ。
夫自身も「言う言葉はきつい人」であるため、この担当医との激しい言い争いになった。
夫は「分かりました、今、携帯で調べます」と言って、携帯をいじってる。
実は、これは、この担当医の言葉を、携帯で「録音」していたのだった。


この担当医、有名な医学部のある大学を出てる。
夫は「学歴主義者」のため、「この大学の医学部に入るだけでもすごい」と言っていたほどだ。

私にとっては、そんな事は、どうでも良い。
どこの大学の医学部を出ていようとも、常に患者や患者家族の立場にたち、相手が
誰であれ、身分関係なく出来る限りの治療をする。
また、医師としての免許を取って終わりではなく、常にいろんな医学の文献などを研究し、治療に役立てる様に努力をする。
そんな医師が必要なのだと思う。
どんなに口下手でも良いと思う、笑顔でなくても良いと思う、医者なのだから助けろなどとは思っていない、その人が助かるかどうかは、医師の努力と、その患者さんの生命力だと思う。


よく、病院で患者家族が医師に「お金」を渡す話は、よく耳にしていた。
だが、私など、見るからに「お金持ってます」的な服装や、装飾品、ブランドのバッグ
など、持って見舞いに行ってるわけではない。事実、ブランドものなど買えるだけの
モノはないのだ。
いつも、ノーメイクで、同じような普段着で、無名のバッグを持ち、見舞いに行っていた。どこをどうみても「お金持ち」などには見えるはずもない。


今でも、なぜ、担当医がこんなことを私と夫に言ったのか?と思う時がある。
強いて言えば「母親が、水漏れされた被害者で、裁判をして勝った事、母がこの時
入院する時に、左下肢切断するような、介護事故で裁判中である事、などを担当医に
話しをした事がある。それは、母の裁判所への出廷不可能な場合、担当医に出廷できない理由、診断書を書いてもらわねばならなかったからだ。
水漏れ事件の裁判は、母が体調を崩した原因である事で、話したのだ。


この二つの裁判で、被害者である母には、裁判で勝ち、加害者から大金を賠償されたのであろう、と思われたのかもしれない。
そこに、父がすでに他界してるので、悪徳介護スタッフの様に、父親の生命保険が支払われているのであろう、と思われたのかもしれない。
また、裁判を2件、やれるだけのお金もあるのだろう、と思われたのかもしれない。
現実は違うのに。


また、療養型の病院からも「この患者さんは、未来永劫受け入れません」と言ったのも
不思議である。
普通「お断り」する場合でも、こんな「未来永劫」などと言う言葉を使って断らない。
なにか、この病院と、療養型の病院との、企みがあったのでは?と思えてしまう。


担当医が、こんな「上から目線」で、私と夫に言ってきた要因も、夫が意味もなく
この担当医に、療養型の病院から、受け入れ拒否の理由を言われた時、謝罪をした事で
この担当医が、より上から目線に拍車をかけたのかもしれない。
夫も、学歴の無い人間、私のような人間には、常に上から目線で言葉を発する。
だが、相手が医師であったり、社長であったりすると、まるで態度が違うのだ。
へつらう態度なのだ。


担当医から、入院費以外のお金を要求されたのは、この担当医だけではない。
最初に母が、人口肛門になった時、入院した病院の外科医も、遠回しにお金を出せば
ストマー外来の専門看護師を紹介すると、言ってきた事があったのだ。


ここで言えるのは「入院も、通院も、病院を選ばないとダメ。医師を選ばないとダメ。」
だと言える。


しかし、こういう医師は、他の病院に勤務してても、同じ事をしてるのだろうか??
成功した事があるから、また、私や夫にお金を要求してきたのだろうか??
やはり、世の中には、お金でしか動かない医者もいるんだと思った。