Blue Moonのブログ

日々の出来事や思う事、などを綴って行くブログです。
また、長年の母の介護での、実際に起こった問題なども、綴って行きます。

「母」今度はお寺との闘い?

2015年、9月に母が他界した。
25年もの「膠原病と言う難病と、10年の長い長い介護と、入院生活だった。


母が永眠して、葬儀は「家族葬」にした。
長い入院生活で、母の貯金も底をついてしまったからだ。


それでも、お金はかかる。
葬儀社でも違う。
友人の親が他界した時、その友人が言っていた。
「父の時には、普通の葬儀で、300万かかった。母は家族葬にしたが、結局200万かかったよ、聞こえはいいが、家族葬でも、お金を取れるようになってるんだよ。
お寺で檀家になってる場合、そのお寺での料金も差があるよ。価格なんてあって無いようなものだから。」と言っていた。


私も、父の時、普通の葬儀をあげたが、250万かかった。
母の家族葬も、結局は、100万かかった。
何が、一番かかるかと言えば「お寺さん」への「お布施・お経料・御膳料」などだ。
今は「初七日供養」は、葬儀と一緒にするが「49日法要・納骨」になれば、また「お布施・お経料」などを渡さないとならない。それプラス「石材店」にも「納骨料」を渡さないとならない。それは十万単位なのだ。
それプラス、お寺さんへの「お供物代」「お茶代」などもかかる。
お寺さんに直接尋ねれば「お気持ちで」と言うが、金額が少ないと、住職からの対応も
違ってくる。


病院には、お抱えの「葬儀社」がある。
家族が葬儀社を決めていないと、病院のお抱え葬儀社に依頼されて、膨大な料金がかかる。私も父の時にそうだった。
あれこれ、小さい事でお金がかかるようになってるし、一番問題なのが、お通夜や葬儀
の際「弔問客」の対応だった。
本来なら「ご霊前」「お仏前」など、包んで来てくれた弔問客には、手土産として
渡すのが普通だ。だが「お焼香だけ」と言う弔問客には、渡せないのだ。
だが、葬儀社によっては、この「お焼香だけ」の弔問客にも、手土産を渡してしまう。
後から「手土産品が追加ありました」と、請求されるのだ。
家族は、葬儀や通夜には、故人のそばにいるので、そういう対応は、葬儀社がやる。
きちんとしていない葬儀社に依頼すると、こういう問題が出てくる。
冠婚葬祭には、お金の事を言いたくない、と言う家族の心境をうまくついたのだ。
できれば、会社の人や、近所の人、親せきなどに、その役はお願いした方が良い。
そして、事前に、葬儀社に見積もりを取り、対応の確認をして、イザと言う時には
電話ですぐに依頼できるようにしておいた方が良い。


お寺の話しに戻るが、両親のお墓は「もう、墓閉めしたい」と思うほど酷い。
兄が他界した時に、父が買ったお墓で、地元なのだが、前代の住職の時は良かった。
だが、今の代になってからは「とにかく、お金儲け」のお寺に変わってしまった。
お寺の檀家さんへの、施設整備にはお金をかけないのだ。
しかも、お布施の金額が、父の時より少なったため、住職の対応は酷かった。
父の時は「戒名の意味」をきちんと説明してくれた。
だが、母の時、戒名の意味を聞くと「そんなのは、お父さんの位牌と並べればわかることだよ。決して難しい事ではないよ」と言われて説明してもくれなかったのだ。
父も母も、戒名の「位」は一番下だ。お布施の金額によって位が違うのだ。
逆を言えば、お布施の金額にかかわらず、夫婦の戒名の位は同じなのだ。


そして、葬儀社がお寺さんお抱えの所でないと、これも、もめる原因となるのだ。
事前にお寺さんへの連絡をせず、葬儀社に依頼した時、葬儀社さんから「お寺さんによっては、葬儀社が違うと、お経をあげに来てくれない場合もありますから、すぐに電話しておいてください」と言われたのだ。
案の定、お寺に電話で連絡を取ったのだが「では、お寺に火葬が終わったら遺骨を持って
来て下さい」とだけ言われたのだった。


そして、このお寺の住職、父の葬儀の時からすでに「お墓を見る人がいない檀家さんには
合同墓に変えてもらう事にしてる」と言ってきたのだった。
私は、たとえ、母が他界しても、子供である私が健在である内は、墓参りもできるし
お寺での法事や、お塔婆などあげれると、思っていた。
だが、母が他界した時、火葬してすぐに、遺骨を持って行ったその場で、住職から
「あなたには、お子さんが居ないから、今後、ご両親のお墓を見る人が居ないでしょ?
墓閉めを考えて欲しい、7回忌までに返事をして。あなたは別世帯だからね、基本は
苗字の違うものは、一緒にお墓には入れないから。」と言われたのだった。


夫は「無宗教」な家族なのだ。
夫は「自分が死んだら、故郷に遺骨を渡して、故郷に埋めて欲しい」と言っている。
私は「自分が死んだら、両親と兄のいる同じ墓に入りたい」と思ってる。
今のお寺がダメなのであれば「寺」ではなく「霊園」しかない。
「霊園」なら、宗派関係なく、苗字が違っても入れるのだ。
だが、今のお寺の「墓閉め」をするのも、最低でも100万はかかるそうだ。
そして、新たに「霊園」を買うとなると、数百万~一千万かかるそうだ。
とても、払えない「お墓事情」がある。
こういう問題「核家族」が多くなる今、お寺さんも、いろいろ対応をしていかないと
「檀家は減る」一方になると思う。


母の長年の介護で、病院や、介護施設、介護スタッフ、医師や病院との闘いがあり
母も持病や、介護事故、医師との闘いがあり、やっと他界して解放されたかと思いきや
今度は「お寺」との闘いになるのか?
他界してからも、なぜ、こうも不運は続くのか?
あまりの困難に、嫌気がさす。