Blue Moonのブログ

日々の出来事や思う事、などを綴って行くブログです。
また、長年の母の介護での、実際に起こった問題なども、綴って行きます。

尊敬できる友達

先日、ある友達とランチをした。
その女性と会うのは、初めてだった。
数年前、あるチャットで知り合い、ラインを交換し、ラインではいろいろ話しをした。
その内、私の母が他界したり、その友達の母親も他界したりして、ラインでも話さなく
なった。


私が母の3回忌も終え、老猫を看取り、保護犬を飼い、保護子猫も飼い、やっと
少し、自分の時間もとれるようになった。
そこで、私は「コスメ」が大好きで、もう、何十年ぶりか「クリスマスコフレ」を
今年は買ったのだった。


その友達もずっと「コスメ」が大好きで、ラインでもコスメの話しをしたりしていた。
そして、ふと、その友達にラインをしてみたのだ。


そこから、話しがトントン拍子に決まり、たまたま、私の住んでる街に、彼女が
用事があって泊まりで来ると言うのだった「時間があればお茶しましょう」と
言うと、彼女も「会おうよ」と話しが決まったのだった。


そして、友達と初めて会いいろんな話しで盛り上がった。
お互いに「なんか、はじめて会う気がしないね」となった。


そして、私の話しになり、両親の介護の話や、夫の話しなどをした。
その友達は「貴女が、そんな大変な事になっていたとは.......」と絶句した。
そして「ここの会計は、私が払うから、そのお金を取っておいて、コスメを買ってね。」
と、おごってくれたのだった。それだけではなく、帰りには「お土産」まで持たせてくれたのだった。


そして、彼女はホテルにご主人と泊まり、私は自宅に到着。
すると、彼女から電話があったのだ。
「貴女の事を、主人に話しをしたら、パニック障害で電車に乗れないのなら、ご自宅から
東京までタクシーで来てもらって、そのお金は、うちが出せば良いのだから。
そして、うちに泊まってゆっくりしてもらったらどう?
もしくは、貴女の住む街のホテルで女子お泊り会でもして、ゆっくりしたらどう?
と夫が言ってくれたので、私も賛成なんだけど、どう?」と言ってくれたのだった。


その友達は、東京の一等地のマンションのオーナーで、ご主人はIT企業の重役。
年は彼女より年下だが、子供はいない。
元々、ご両親は資産家だったのであろう。
ご夫婦でも収入はかなりあるのであろう。
でなかったら「自宅から東京までタクシーで来てもらって、そのお金はうちが払えばいい」なんて、言えないよね。
横浜から東京まで、タクシーで行くって、何万円もかかるのに??と思った。
しかも、旅行も、今回ご夫婦で泊まるホテルも、有名なホテルだ。
3泊もするとなると、かなりの宿泊代になる。
そういうところにもお金を掛けれるのだ。


私が今まで友達と思い、ランチや買い物、夕飯を一緒に食べたりしてきた人達。
その中で、ここまでしてくれる友達はひとりも居なかった。
私の病気をきちんと把握し「ドタキャンしても良いからね、無理しないこと」と
彼女は言ってくれた。
今までの友達は「そんな電車に乗れないなんて、生きていけないじゃん」とか
「そんなの自分で自分の病気を作ってるだけだ」とか、言いたい事ばかり言われてきた。
「あなたの病気って、友達失くすよね」とか。
でも、今回の友達は、一切、そんな事はひとことも言わなかった。
それだけでも、本当に感謝できる友達だ。


私にとって「友達ってなんだろう」と考えさせられた。
「おごってくれたから」ではない。
始めましてで会う人には、私も「お土産」を持って渡す。
彼女にも渡した。
それを、それで終わりではなく、きちんと「私は何もお土産を持って来なかったから
ここの会計は私が払うからね。」と、筋を通してくれたことがありがたいと思った。


今まで会ってきて友達で、私からお土産を貰っても、必ず会計は半分払ってきたし
次回会うことになっても、私にはお土産を持ってきた友達はいなかった。


私は逆に、おごってくれたり、お土産を持ってきて渡してくれた友達には、必ず
次回は私が会計を出したり、お土産を持って渡したりする。
「お互い様」を私は大切にする。


今回の友達の場合は、経済的に余裕のある方なのだろう。
持ってるものや、振る舞いは「自信に満ち溢れてる」と感じた。
経済的に余裕があるだけでも、自分に自信が持てるよね。
しかも、ご主人も稼いでるので、夫婦関係もお互いに寄りかからない。
対等であり、お互いがお互いを尊敬してる。
夫婦関係もとても良好だと感じた。


年下なご夫婦だけど、とても素敵なご夫婦だと感じた。
私もきっと、実家や私自身に経済的に余裕があって、夫も稼いで、お互いに尊重しあえる夫婦だったら、きっと、人生違ったと思った。


我が家の夫とは正反対。
今回の友達はこういった「私が貴女の立場だったら、夫とは離婚してる、夫にお部屋さがしましょうか?と言って工面して離婚するわ」と。
ご主人のIT企業の重役さんだから、かなり稼いでいると思われるので、離婚しても
お部屋は自分でどうにでもなるとは思う。


我が家の夫は、不貞してたのに離婚だけを私に押し付け、慰謝料も払わない。
妻には戻る実家も、住む家もないのに、住む家さえも探さない、資金の工面もしない。
妻をわざと露頭に迷わせたい夫とは、大違い。
妻に結婚記念日でさえ、誕生日でさえ、口紅一本、花の一本でさえ買ってきたことがない。
それどろこか、家計を握り、妻の物は何ひとつ買わせない。
すずめの涙ほどの「食費と治療費」だけを、毎月私の口座に振り込むだけ。
家計のクレジットカードは持たせても、使う時にはいちいち夫に了解を取らないと使えない。しかも、食費の不足で使うような場面でも使ったら、あとからネチネチと言われる。
それでも、私は2001年から現在2018年まで「専業主婦」として、毎日料理を作り、家事をしている。


今回会った友達は、経済的にも、夫婦としても「余裕がある」と感じた。
彼女自身も「人生を謳歌してる」と感じた。
自分たち夫婦を「のんびりした夫婦だと思う」と言っていたが、それが一番良い関係
なのだと思った。「お互いに無理せず、させず、付かず離れず、お互いを干渉せず」が。


私はどんな人間関係でも「お互い様」を大事にしてる。
プレゼントを頂いたら、次回は必ずお返しを持って行くし、ランチなどおごってくれたら
次回は私がおごる、買い物など付き合ってくれたら、次回は相手の買い物に付き合う、
悩みや愚痴を聞いてくれたら、次回は相手の悩みや愚痴の聞き役になる。
でも、実際は「一方通行」な人が多い。


もう、そういう「友達」は、一線を引くか、切っていくのが自分のためなのでは?と
思う様になった。それがたとえ、親せきであっても。


今回の友達は「お互い様」をきちんと知ってる人だと思った。
こういう「お互いを思いやれる友達」は大切にお付き合いして行きたいと思った。