Blue Moonのブログ

日々の出来事や思う事、などを綴って行くブログです。
また、長年の母の介護での、実際に起こった問題なども、綴って行きます。

親せき付き合いを断つ

先日、幼稚園前の時からの友人から電話があった。
「実はさ、母の葬儀のとき、会ってると思うけど、父の姉さんである伯母がさ癌で
すでに全身に転移してるらしく、会いに大阪まで行ってきたんだ」と。
「ちょうど、母の葬儀の時、私に何かあったら来て欲しいって、お金を置いていったのよ」と。
友人の母の葬儀は「家族葬」だったが、友人や友人の兄の仕事仲間や親せきなど、出席していた。もちろん、私も友人として出席した。
その時「父親の姉?妹?(どっちか忘れた)です」と紹介されたのだ。
大阪人らしく、とっても話上手で、おおらかで、楽しいおばあちゃんと言う感じで好きだった。友人のお父さんとは、顔は似てるが、性格は違う気がする。


友人の話しでは、大阪にはおばさんの息子夫婦だかもいるのだが、相性が悪くてお付き合いもないらしい。そこで一番信頼してる弟の子ども(甥っ子、姪っ子)に会いたかったのであろう。
足腰が悪いのに、わざわざ、義理の妹の葬儀に、大阪から新幹線で来たそうだ。
そういう親せきって、ありがたいよね。
友人とも話しをしていた。
友人も「血縁のある弟である、父親もすでに他界してるのに、義理の妹の葬儀にまで
出席してくれて、体調も良くないのに、わざわざお金まで置いて行って、自分に何かあった時には来て欲しいって。そういう親せきって、珍しいよね」と。
「だから、伯母を、母の葬儀が終わり、お疲れ様会として、島根まで温泉旅行に
私の兄と私と旦那で行くときも、誘ったんだ。でも、体調が悪くて来れなかったんだけどさ、でも、癌で入院してるから会いに来て欲しいと電話会った時は、私は当然行ったよ」
と。


そういう話を聞いたとき、ふと思った。
私の父方の親せきと、母方の親せきはどうだったか?と。


父は長年、自治会長もしていた事もあり、訃報を知ってわざわざ当時、近所だった方々も葬儀に出席してくれた。
父方の親せきは、兄(他界)あの嫁・息子1人・娘3人・甥っ子などが出席してくれた。
母方の親せきも、長男(他界)嫁(他界)・次男(他界)(嫁他界)・三男(他界)(嫁健在)・四男(他界)(嫁健在)・長女夫婦・妹(夫は他界)・甥っ子や姪っ子なども出席してくれた。


ただ、母が他界した時は、父方の親せきは、誰ひとり来なかった。
母方の親せきは、長男夫婦・次男夫婦は他界し、三男は他界してるが嫁は健在・四男は他界してるが嫁は健在・長女夫婦も他界・妹は健在だが夫は他界。
その内、義理の姉たちは誰ひとりとして、母の葬儀にもお通夜にも来なかった。
唯一来てくれたのが、火葬の時、次男の息子夫婦・長女の三女の夫、だけだった。
この3名の中で、唯一母と血縁のあるのは、母の兄弟の次男の息子だけ。
長女の三女など、夫だけが来たのだ。


母方など「兄弟姉妹7人」もいて、これだものね。呆れる。
疎遠だったなら良いのだが、母はいつも、親せき付き合いを大切にしていた。
それぞれ兄弟姉妹の甥っ子や、姪っ子の「出産・結婚・入学・卒業・お正月のお年玉
お盆やお彼岸には、欠かさず、お祝い金や品物を買って送ってきた」のだ。
だが、母が入院したり介護が必要で特養に入所したりしてるのも知ってるのに、母が体調が悪くなった10年間、誰ひとりとして「お見舞い」にも来なかったのだ。
呆れた話しだ。


最悪なのが、母の妹、これが何やら、母の悪口を、兄弟の嫁さんたちに言ってる。
案の定、私にも言ってきたのだ。


友人の伯母さんのように、たとえ足腰悪くても、血縁のない、義理の妹の葬儀にわざわざ出てくれる親せきもいれば、母のように、どんなに義理堅くやっていても、義理の妹の葬儀にさえ出ない親せきもいるのだと思った。


たとえば、母が健在のとき「兄弟達の法事には欠かさず、お塔婆をお願いし代金とお供え物を送っていた」
だが、私がこの親せきたちに「母のお塔婆はどうしますか?」と電話をした時には
「何か用?」と言い、不機嫌な声だった。
これ以来、もう、電話もしなかった。
母の一周忌も、三回忌も、私と夫だけで送った。
可哀想な母だ。


私は、もう、こういう親せきとは一切を断ち切ろうと思った。
年賀状もなし、訃報があっても何もなし、もちろん、葬儀もお通夜もお塔婆もなし。
特に、母の妹、親せき中に、母の悪口を言いふらす人が、たとえ他界しても、出席はしない。
しかも、この妹、いきなり私に近ずいてきたかと思いきや、理由は、娘の旦那が酒乱で、包丁を持って暴れる、息子もいるが、息子は娘の事を見放した。
理由は、酒乱の夫が倒れたとき、妹が救急車を呼んだから。
そのまま見殺しにしなかったからだと言う。
母の妹にとってみたら、娘が酒乱の夫から逃げ場がなく、実家の自分の家にまで押しかけてきて、自分も娘も命の危険が及ぶ。
息子は家庭もあり大黒柱を失うわけにはいかない。
そこで思いついたのが、血縁のない嫌いな姉(母)の娘(私)なら、たとえ、娘の夫に刺されて死のうが、子供もいないし良いだろう。と思ったのであろう。


案の定、一番従妹の中で年の近い人だから、母の妹の話しを聞いてる時に、社交辞令で
「もし何かあったら、うちに逃げてくるように言ってね」と言ってみた。
すると、もう、感激して「そういってくれて助かるわ」だって。
それを聞いて私は「あーこれだったのか、私に近ずいてきた理由は」と思った。
もう、それもしない。


父方の親せきは「お金がからまないと動かない」
母方の親せきは「利用価値がないと動かない」


たとえば、夫が買ったこのマンション。
私より夫が先に他界すれば、法律上は「夫の二人の弟に行く」のだ。
だが、そこは夫には「遺言」は書いてもらい、嫁である私の所有権にしてもらう。
だが、次に私が他界する事になったら、私には子供もいない、兄弟もいない、両親もいない。所有権は法律的には、父方に行ってしまう。または、母方に行ってしまう。
私は、父方にも、母方にも、夫の兄弟にも、所有権は渡したくない。
できれば、私がひとり老後を過ごすようになった時、面倒を献身的にみてくれるような人、血縁などなくても、そういう人に所有権を譲ろうと思っている。
じゃなければ「リバースモーゲージ」のようなのにして、私で使い果たすかだ。