Blue Moonのブログ

日々の出来事や思う事、などを綴って行くブログです。
また、長年の母の介護での、実際に起こった問題なども、綴って行きます。

「患者を選ぶ医者」

糖尿病で通院していた医師から「もう、他の病院を探して、そっちに行って」と言われた。


そもそもの原因は、「インスリンの注射針」「胃薬」だった。

まず、今はどの病院やクリニックでも「院外処方」になった。
この「院外処方」がくせ者なのだ。
最初は「院内処方より待ち時間が少なくなる。」「処方箋さえ貰えればどの薬局でも薬を貰える」などと、美味しい話ばかりだった。
だが、実際フタを開けてみると「処方箋の有効期限は当日含めた4日間のみ」「患者は同じ成分である薬の薬品メーカーは選べない」「その病院のコンピューター内の薬品名しか処方されない」「先発品か後発品ジェネリックか、しか患者は選べない」など、首をかしげることばかり。


インスリンの注射をし始めて「注射針が不足する事態」になった事があった。
今はどの病院、クリニックも「完全予約制」予約外で行けば、かなりの時間待つ。
今のインスリンの注射針は、昔とは違い、悪用できないように、インスリンでしか
使えなくなってる。
インスリンの注射針が不足すれば、当然、インスリンが打てなくなるのだ。
それを担当医に言ったところ「インスリンの注射針が不足した場合は、院外薬局で針だけ
ひと箱、前渡ししてくれるはずですから、貰って下さい。次回の予約日の処方箋で
ひと箱分多く、処方箋で出せば良いのですから。」と言ったのだった。


インスリンの注射は適正に毎日打っても、薬は余る。
だが、注射針は、落としてしまったり、一本の注射の最後のメモリが一回分に足りない時、二本目の注射を打つ場合の針は、衛生的に針は替えないとならない。
すると、担当医は「一日、注射は5回打つなら、針も5本で足りる」としか計算しない。
当然、一日5本では足りない事はあるのだ。
そうなると、当然、注射針が不足する。


今はどの病院やクリニックでも「日数分」しか処方しない。


担当医の言うとおり、インスリンの注射針が不足した時、院外処方の薬局に針だけ
前渡ししてもらうように、薬局に言った。
だが、薬局は「インスリンの注射針も、処方箋がないと出せません。」と言う
「でも、おかかりの病院の先生から、電話を頂いて、確認ができれば、お渡しします」
と言う。
病院に電話をして、その事を伝えた。
だが、病院側は「病院から薬局に電話をすることはできません。」と言う。
次回の病院への予約日は、明後日。明日は病院は休診日。今日は私はマンションの防災点検で家を空けれない。
薬局は病院から電話をしろ、と言い、病院は薬局への電話はできない、と言う。
じゃあ、どーしろと??インスリンを打つなと??


クリニックから「病院からは薬局には電話はできないと言われた」事を、薬局に伝えた。
薬局の薬剤師は「えええ??病院がこちらに確認の電話一本できないんですか??」と。


そして、その明後日である、病院の予約日が来た。
担当医に「インスリンの注射針の件」を話した。
すると、担当医はこう言った。
「薬局は、病院に薬の確認の電話をする事は、業務の範囲内ですが、病院はいちいち
患者さんのために、薬局に電話をすれば、通常業務に差し支えるから、出来ません」と言うのだ。
「そういう場合は、あなたのご主人が、仕事を早く終わらせるなりして、処方箋を貰うようにして下さい。そうすれば、こちらも処方箋を出します。ただし、インスリンの注射針だけの処方は出来ません。インスリン注射と一緒ではないと処方箋を出せないです。」と
言うのだ。


私が「では、次回もまた、インスリンの注射針が不足する事があると困るので、針を多めに処方してください」と言うと「一度にひと箱でも、多く処方はできません」と言う。


主治医の言う、そのご主人は、東京をまたいで、三県隣の県まで、通勤してる。
病院が終わる時間までなど、仕事を終わらせられないし、早退すると「半日」しないとならないのだ。それこそ、そのご主人の「通常業務に差し支える」


それに、私は他にも通院してるし、持病の「うつ病」がある。
うつ状態が悪くなると、とても、外に出る事も出来ない。
通院の予約も、キャンセルする事が多いのだ。


このクリニックに初診の時、私はきちんと告知した。
「うつ病があり、今までのクリニックまで行くのが遠くてしんどかったから、通院の病院を変えた。私の体調が悪い時には、薬だけ夫に取りに来てもらう事もありますが良いですか?」と。
すると、主治医は「分かりました。うつ病を持ちながら、お母さんの介護するのはしんどいよね。それに、原因がご主人の不貞と暴言とは......でも、なるべく、近い方だから顔を見せに来てな」と言ってくれていたのだった。
あいにく、このクリニックは夫婦で開業してるクリニックで、夫先生は消化器科専門医で、妻が糖尿の専門医。妻先生は人気があり、予約もいっぱいで、新患は夫先生に。
私も新患だったため、最初は、夫先生だった。そして、クリニックのナースから
「夫先生は消化器の先生だから、糖尿なら妻先生の方がいいよ。カルテ回しとくよ」と
言ってくれて、妻先生になったのだ。
まぁ、夫婦で開業と言っても、夫先生は夫先生、妻先生は妻先生の考えもあるのであろうが。


それにしても、そこで医者が「厚生労働省からの規定で」と言うなら、「院外処方」の本来の意味に対しても、「厚生労働省の規定を守ってから言ってくれ!!」と言いたい。
全部が全部、一律には出来ない事もある。急を要する事だってあるのだから。
自分の抱えてる患者に対応できないのであれば、抱えてる患者を減らせよ!!
なんのための「地域医療」なんだよ。なんのための「予約」なんだよ。
一日中、50人もの患者の対応を薬局から電話で問い合わせが来るわけじゃあるまいし。